『聞く、書く。』第6号 人の記憶を共有する

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、157ページ、ISBN:978-4-86069-540-8、発行日:2018年1月31日

 「聞き書き人の会」の会報誌第6号。テーマは「人の記憶を共有する」。人々の記憶を記録することが、地域のこれからとどう結びついてくのか。医療、福祉、教育……さまざまな分野、場面で、聞き書きは少しずつ広がりをみせている。地域とのかかわりを考えながら、人々の記憶に寄り添ってきた1年間の活動を作品集としてまとめた。収録した聞き書きは10作品。 


目次 

  • 【巻頭言】地域の記憶と聞き書き 山川隆之 
  • 聞き書き/子ども3人はお好み焼きで育てました 中司廣志 
  • 聞き書き/雲海の立ち込める山上の暮らし 小山博子 
  • 聞き書き/うちの完ちゃんはいい人だったから、みんなによくしてもらって、私は幸せ 人見裕江 
  • 聞き書き/僕の青春 辻 眞帆 
  • 聞き書き/苦しみの毎日だったけど、私にも熱い青春があったよ 古宮真由美 
  • 聞き書き/砲弾の中で過ごした20代 文屋 泉 
  • 聞き書き/ガタガタした帽子もいいじゃねえか 相澤麻有子 
  • 聞き書き/江道橋のたもとで佐藤伸隆 
  • 聞き書き/米寿を迎える父 森光康恵 
  • 聞き書き/地域の語りを聞く 正保潤子 
  • エッセイ/「聞き書き」に出会って 小山明子

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。