新年初めての例会を、1月12日(金)午後2時から行いました。
来年1月刊行予定の『聞く、書く。』12号のゲラが届きました。美しい紫色の表紙も出来上がりました。いよいよ『聞く、書く。』12号の完成に向けて、最後の修正をすべくゲラが届き、1月19日までに、直しがあれば提出することになりました。
内容については、巻頭、聞き書き作品、聞き書きリポートになりました。
当会は昨年5、6月に会員同士が話し手と聞き手になって、聞き書きの学習会をワークショップ形式で行っています。同じ人の話を聞きながら、出来上がった作品は全く違ったものになるという面白さ。当然と言えば当然のことで、聞き書き作品は、聞き手が主体だからです。
話し手のどこに共感し、記録に残して置きたいと思うかは聞き手の興味関心によって、話は大胆にカットされることもあれば、逆に話し手が話したことそのままを文章にすると、繰り返しが多くなる、話の焦点が定まらないなど、読み手にとってわかりにくくなることもあります。
よって、話し手と聞き手が対話を重ねて、推敲する時間を十分に取って、語り手の人生や思いを話し言葉で文章化していく共同作業の中に聞き書きの醍醐味があることは言うまでもないことです。
多くの学びを得ることができたワークショップの成果として、まず、小山会員の聞き書き作品はすでに本ホームページに掲載していますので、是非お読みください。次に、正保会員の聞き書き作品は双方納得の上、聞き書きリポートとして『聞く、書く。』12号に掲載することになりました。「西国街道を歩く」という偉業を成し遂げた見舘会員の話の面白さ、それに共感し思いを忠実に文章化した正保会員の聞き書きリポートをご覧あれ!
また、2024年2月25日に岡山市旧内山下小学校で開催される「おかやま文学フェスィバル2024」には、「ゼイタクは素敵屋」という名で既刊の『聞く、書く。』を売ることになりました。
多くの人に来てもらって、『聞く、書く。』を手に取ってみてもらいたいと思っています。
次回例会は、蔵書点検のため第3金曜日2月16日(金)午後2時からに変更となりました。場所は県立図書館2階グループ活動室です。
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