2025.04.15 09:554月例会を開催しました 満開の桜に囲まれた岡山城を横目に見ながら、県立図書館2階会議室へ集まりました。 4月の例会は前年度の決算と本年度の事業についての意見交換です。 まず、会計がきびしい現状をどう打開するかの意見を出し合いました。会報誌の発行費用の削減問題です。 (1)現印刷費では、来年以降会報誌が発行できない。 (2)会員の原稿を会報誌の書式(たとえばWordの2段縦書き)にして印刷所へわたす。 (3)月例会の合評の後、一会員一冊の小冊子を作り、1年間あるいは作品テーマごとの合本をつくる。などなど…。 次に会員を増やす方策を考えました。Webページだけでは「聞き書き人の会」の活動が広がらないという問題。山川副会長から、会報誌が出るたびに、X(旧ツイッター)で広報している...
2025.03.16 08:253月例会を開催しました3月14日㈮午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で3月例会(第159回)を開催しました。参加者は5人で、「聞く、書く。」13号の読者の方々からの感想を共有しました。話し手の記憶力に感服という感想や、もう少し発展して聞いて書いてほしかったという要望、ほっとしたエピソードなど、読んで感想を寄せて下さった方々に感謝します。感想は引き続いて募集します。今後の紙面作りについても話が及び、書き手の自己紹介やメッセージ、エッセイやレポートを入れるなどの、内容の工夫についての意見が出ました。次に、13号印刷・製本費の精算、配布先一覧・会員配布明細の改訂版の確認をしました。12号と13号は、3月20日の「ふくやまブックマルシェ」に置いてもらうことになっています。次...
2025.02.15 01:252月例会を開催しました2月14日㈮午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で2月例会(第158回)を開催しました。参加者は6人で、吉備人出版から届けられた「聞く、書く。」第13号を手に、完成の喜びをともにしました。 次は、ホームページアップ講習会です。活動報告のホームページへのアップは、これまでは限られた人たちに任せっきりでしたが、これからは全員ができるようになって、発信していく力を持ちたいとの思いからの講習会でした。メールアドレス、パスワード、ニックネーム等で特定された会員は、ログインして、記事を書き、画像や写真を位置やサイズを調整しながら挿入し、プレビューの後に「いますぐ公開」でアップが完成するとのことで、その方法を、講師の見舘先生がとてもていねいに教えてくれました。...
2025.02.05 12:291月例会を開催しました 1月10日(日)午後2時から、岡山県立図書館グループ研究室で1月例会(第157回)を開催しました。参加者は4人でしたが、実りある話し合いができたと感じています。まずは、「聞く、書く」第13号編集について。13号の表紙は禁酒会館。ブラウン基調のシックモダンなデザインに。作品の校正にあたり、著作権問題について語りました。今後のためにも、基本的な点を再度全員で押さえる必要があると意見が一致しました。 次に、会員が参加した聞き書き全国大会について。北海道から鹿児島まで、全国津々浦々から参加した参加者と交流を深められたのは良かったとのこと。また、医療福祉現場の方々の参加が多く、岡山の聞き書きと視点が違っているという気づきもあったようです。 最後に、福山聞き書き...
2024.12.19 06:4312月例会を開催しました12月13日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ研究室で12月例会(第156回)を開催しました。参加は6人。「聞く、書く。」13号の巻頭原稿「あこがれの森まゆみさんに学ぶ」の原稿について意見交換。10月の森さんとの交流会で、私たち会員は何を学び、これからの活動にどう生かして行けばいいのかを話し合い、今後は読み手を意識しながら読まれる誌面作りにもエネルギーを注ぐことを確認しました。その後、『聞く、書く。』13号の編集について、サブタイトルと掲載の順序を検討し、目次構成を決めました。 ●連絡事項13号の掲載原稿は、12月20日(金)までに山川までメールで送付すること。次回の例会は2025年1月10日(金)午後2時から岡山県立図書館2階グループ研究室で...
2024.10.22 08:5810月例会を開催しました10月18日(金)午後1時半から、禁酒会館で10月例会を開催しました。今回は、文学創造都市おかやま発マガジン『うったて』の創刊記念に森まゆみさんをお迎えした18日に例会を変え、1時半から2時半まで、森まゆみさんとの交流会を持ちました。場所は大正12年に竣工され、昭和20年の空襲を免れた大正ロマンを感じさせる禁酒会館(丸の内シンフォニー向かい)で美味しいコーヒーを飲みながらの例会でした。森まゆみさんは地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集者として40年にわたって谷中・根津・千駄木(終刊後もデジタル化に取り組む)地域の文化・歴史・生活をほりおこし、記憶を記録として定着させることに力を注いでいる作家です。緊張して聞きたい事を矢継ぎ早に尋ねる私たちにざっくばらん...
2024.09.19 07:069月例会を開催しました9月13日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で9月例会を開催しました。参加は6人で、『聞く、書く。』13号に向けて、聞き書き作品の検討をしました。また、来月10月18日に「うったてサロン」の講演に森まゆみさんが岡山に来られる機会に、聞き書き人の会と交流していただけることになり、その内容などについて検討しました。 作品検討の1作目は中司廣志さんの「出生地は朝鮮咸鏡南道」(仮題)。戦後朝鮮半島から引き揚げ、九州熊本の水俣から兵庫県の神戸、そして岡山県倉敷市に移り住み、地域の交流の場となった喫茶店を切り盛りした女性の半生を描いた作品でした。 2作目は今井田貴子さんの「わたしの原風景」。まじめな労働者だが酒癖がよくない父親と良妻賢母を絵に描いたよ...
2024.08.19 02:058月例会を開催しました8月9日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で8月例会を開催しました。参加は6人で、今年度初めての聞き書き作品の検討をしました。1作目は、小山さんの作品「今が青春!」60代でフルマラソンを走るようになり、その後は視覚障がい者のマラソンの伴走もされている人の聞き書きでした。合評では、「リードの部分は、後の伏線と関係がある場合は有効だが、そうでなければ必要性があまり感じられない」「おしゃべりなキャラクターを表現するのには、説明をしてしまうよりも本文の中に入れた方がいい」「今伴走をしている時のエピソードや、どんな風に楽しいかが知りたい」「『私の10代』『私の30代』との小見出しで、それぞれの年代ごとにがんばっている感じが良くわかる」「ひとつの山は...
2024.07.17 05:447月例会を開催しました 7月例会は、一昨年11月の「やかげ聞き書き人の会」との交流につづいて、「福山聞き書き人の会」の方々との交流会を福山に出向いて開きました。出席者はこちら6人、福山7人の13人。お会いすると両会メンバーの平均年齢は歴然と違っていました。 今回、福山の聞き書き集創刊が間近かということで、皆さんの原稿が用意されていました。皆さんそれぞれの興味関心で語り手を見つけていて、備後地方ならではの聞き書きが勢揃いで感心させられました。 意見交換では方言の問題が話題になりました。一部理解できない方言があり、それをどうすべきだろうか、という質問が出ました。聞き書きでは語り手の話す方言は大切に扱い、書き手が適宜標準語で補う形で文章化するのが良かろうということになりました。具...
2024.06.22 01:296月例会を開催しました 6月例会を開催しました。 聞き書き人の会、定例の例会を6月14日に開催しました。 参加者は5名。少なめでしたが、ゆったりと一人ひとりの意見や感想を聞くことができました。 本日の議題は、聞き書きのオーソリティ、小田豊二先生最新作『トキワ荘の遺伝子』を読んで。まずは読後の感想を報告しました。⭐マンガ史の空白、スタジオゼロの時代が如実にわかって面白い。⭐北見けんいちさんから見た巨匠たちの姿がわかって楽しい。何より北見さんの人柄の良さを感じさせるのは聞き書きの手法だからこそと感じた。⭐表題のつけ方が秀逸。マンガを愛する多くの人が気軽に読めるように工夫を凝らしている。⭐ラストの北見さん自身への聞き書きが味わいがあり、読み応えが有った。ラストの「今度、飲みに行こ...
2024.04.14 10:584月例会を開催しました4月の例会を4/12(金)14時から行いました。晴れの国岡山、県立図書館内から青空に映える漆喰の烏城が観えました!(図書館の階段を上る折、大きなガラス面から目撃感動!)好天に恵まれた例会の日、6名の会員が出席しました。今日は年に一度の聞き書き人の会総会の日。先ずは、新年度の事業計画を立てました。これからの聞き書きの学びをどのようにしていくか意見を交わし、会員皆で取り組む学習会の内容を検討しました。結果、来月5月の例会にて中司会員が聞き書き体を用いた文章で綴った、歴史小説の作品をテキストにして学び合うこととなりました。また今年度は、お聞きしたボリュームあるお話の中からピンポイントでテーマを打ち立て、ストーリー性のある聞き書きを意識して作品にしていったらい...
2024.03.15 01:413月例会を開催しました 3月例会を3月8日(金)午後2時から行いました。 「聞く、書く。」12号では、聞き手の「話し手のここを聞きたい」ということが文章化した段階で「カットしてほしい」という申し出があり、それは、聞き手の残したいことなので、削ると聞き手の意図が伝わらない。そこで、話し手には丁寧なお断りの手紙を書きボツになったという例がありました。 また、話を聞く中で、話し手が、聞き手の知らなかったことをしゃべり過ぎたのではないかと思わせることまで話し、文章化した後の地域の人への影響等を考え、ボツにする寸前までいきました。その後、話し手の了解をとり、双方納得の上で掲載することになりました。日頃の人間関係が大きく作用したものと思われます。 いずれも、聞き書き作品は、聞き手が主体...