2024.12.19 06:4312月例会を開催しました12月13日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ研究室で12月例会(第156回)を開催しました。参加は6人。「聞く、書く。」13号の巻頭原稿「あこがれの森まゆみさんに学ぶ」の原稿について意見交換。10月の森さんとの交流会で、私たち会員は何を学び、これからの活動にどう生かして行けばいいのかを話し合い、今後は読み手を意識しながら読まれる誌面作りにもエネルギーを注ぐことを確認しました。その後、『聞く、書く。』13号の編集について、サブタイトルと掲載の順序を検討し、目次構成を決めました。 ●連絡事項13号の掲載原稿は、12月20日(金)までに山川までメールで送付すること。次回の例会は2025年1月10日(金)午後2時から岡山県立図書館2階グループ研究室で...
2024.10.22 08:5810月例会を開催しました10月18日(金)午後1時半から、禁酒会館で10月例会を開催しました。今回は、文学創造都市おかやま発マガジン『うったて』の創刊記念に森まゆみさんをお迎えした18日に例会を変え、1時半から2時半まで、森まゆみさんとの交流会を持ちました。場所は大正12年に竣工され、昭和20年の空襲を免れた大正ロマンを感じさせる禁酒会館(丸の内シンフォニー向かい)で美味しいコーヒーを飲みながらの例会でした。森まゆみさんは地域雑誌『谷中・根津・千駄木』の編集者として40年にわたって谷中・根津・千駄木(終刊後もデジタル化に取り組む)地域の文化・歴史・生活をほりおこし、記憶を記録として定着させることに力を注いでいる作家です。緊張して聞きたい事を矢継ぎ早に尋ねる私たちにざっくばらん...
2024.09.19 07:069月例会を開催しました9月13日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で9月例会を開催しました。参加は6人で、『聞く、書く。』13号に向けて、聞き書き作品の検討をしました。また、来月10月18日に「うったてサロン」の講演に森まゆみさんが岡山に来られる機会に、聞き書き人の会と交流していただけることになり、その内容などについて検討しました。 作品検討の1作目は中司廣志さんの「出生地は朝鮮咸鏡南道」(仮題)。戦後朝鮮半島から引き揚げ、九州熊本の水俣から兵庫県の神戸、そして岡山県倉敷市に移り住み、地域の交流の場となった喫茶店を切り盛りした女性の半生を描いた作品でした。 2作目は今井田貴子さんの「わたしの原風景」。まじめな労働者だが酒癖がよくない父親と良妻賢母を絵に描いたよ...
2024.08.19 02:058月例会を開催しました8月9日(金)午後2時から、岡山県立図書館グループ活動室で8月例会を開催しました。参加は6人で、今年度初めての聞き書き作品の検討をしました。1作目は、小山さんの作品「今が青春!」60代でフルマラソンを走るようになり、その後は視覚障がい者のマラソンの伴走もされている人の聞き書きでした。合評では、「リードの部分は、後の伏線と関係がある場合は有効だが、そうでなければ必要性があまり感じられない」「おしゃべりなキャラクターを表現するのには、説明をしてしまうよりも本文の中に入れた方がいい」「今伴走をしている時のエピソードや、どんな風に楽しいかが知りたい」「『私の10代』『私の30代』との小見出しで、それぞれの年代ごとにがんばっている感じが良くわかる」「ひとつの山は...
2024.07.17 05:447月例会を開催しました 7月例会は、一昨年11月の「やかげ聞き書き人の会」との交流につづいて、「福山聞き書き人の会」の方々との交流会を福山に出向いて開きました。出席者はこちら6人、福山7人の13人。お会いすると両会メンバーの平均年齢は歴然と違っていました。 今回、福山の聞き書き集創刊が間近かということで、皆さんの原稿が用意されていました。皆さんそれぞれの興味関心で語り手を見つけていて、備後地方ならではの聞き書きが勢揃いで感心させられました。 意見交換では方言の問題が話題になりました。一部理解できない方言があり、それをどうすべきだろうか、という質問が出ました。聞き書きでは語り手の話す方言は大切に扱い、書き手が適宜標準語で補う形で文章化するのが良かろうということになりました。具...
2024.06.22 01:296月例会を開催しました 6月例会を開催しました。 聞き書き人の会、定例の例会を6月14日に開催しました。 参加者は5名。少なめでしたが、ゆったりと一人ひとりの意見や感想を聞くことができました。 本日の議題は、聞き書きのオーソリティ、小田豊二先生最新作『トキワ荘の遺伝子』を読んで。まずは読後の感想を報告しました。⭐マンガ史の空白、スタジオゼロの時代が如実にわかって面白い。⭐北見けんいちさんから見た巨匠たちの姿がわかって楽しい。何より北見さんの人柄の良さを感じさせるのは聞き書きの手法だからこそと感じた。⭐表題のつけ方が秀逸。マンガを愛する多くの人が気軽に読めるように工夫を凝らしている。⭐ラストの北見さん自身への聞き書きが味わいがあり、読み応えが有った。ラストの「今度、飲みに行こ...
2024.04.14 10:584月例会を開催しました4月の例会を4/12(金)14時から行いました。晴れの国岡山、県立図書館内から青空に映える漆喰の烏城が観えました!(図書館の階段を上る折、大きなガラス面から目撃感動!)好天に恵まれた例会の日、6名の会員が出席しました。今日は年に一度の聞き書き人の会総会の日。先ずは、新年度の事業計画を立てました。これからの聞き書きの学びをどのようにしていくか意見を交わし、会員皆で取り組む学習会の内容を検討しました。結果、来月5月の例会にて中司会員が聞き書き体を用いた文章で綴った、歴史小説の作品をテキストにして学び合うこととなりました。また今年度は、お聞きしたボリュームあるお話の中からピンポイントでテーマを打ち立て、ストーリー性のある聞き書きを意識して作品にしていったらい...
2024.03.15 01:413月例会を開催しました 3月例会を3月8日(金)午後2時から行いました。 「聞く、書く。」12号では、聞き手の「話し手のここを聞きたい」ということが文章化した段階で「カットしてほしい」という申し出があり、それは、聞き手の残したいことなので、削ると聞き手の意図が伝わらない。そこで、話し手には丁寧なお断りの手紙を書きボツになったという例がありました。 また、話を聞く中で、話し手が、聞き手の知らなかったことをしゃべり過ぎたのではないかと思わせることまで話し、文章化した後の地域の人への影響等を考え、ボツにする寸前までいきました。その後、話し手の了解をとり、双方納得の上で掲載することになりました。日頃の人間関係が大きく作用したものと思われます。 いずれも、聞き書き作品は、聞き手が主体...
2024.02.19 12:552月例会を開催しました 2月例会を、2月16日(金)午後2時から行いました。最新の『聞く、書く。』12号が届く例会で、会員にとってはわくわくする会です。ただ、例会日を、図書館の蔵書点検のため、第2週から3週へ変更したこともあってか、参加者が4名と少なかったのは残念でした。 まずは、12号をみんなで眺めることに。表紙の紫色がなんとも美しく、奇しくも大河ドラマ「光る君へ」の紫式部に合わせたような色合いとなりました。昨年よりは、ページ数が少なくなったものの、充実した内容になったと自負しています。多くの方に読んでいただければ幸いです。 また、1月例会のまとめで、「聞き書き」の醍醐味については語られていますが、「聞き書き」作品の最終的文責は誰なのか、作品は誰のものなのか、という点で語...
2024.01.14 11:231月例会を開催しました新年初めての例会を、1月12日(金)午後2時から行いました。来年1月刊行予定の『聞く、書く。』12号のゲラが届きました。美しい紫色の表紙も出来上がりました。いよいよ『聞く、書く。』12号の完成に向けて、最後の修正をすべくゲラが届き、1月19日までに、直しがあれば提出することになりました。内容については、巻頭、聞き書き作品、聞き書きリポートになりました。当会は昨年5、6月に会員同士が話し手と聞き手になって、聞き書きの学習会をワークショップ形式で行っています。同じ人の話を聞きながら、出来上がった作品は全く違ったものになるという面白さ。当然と言えば当然のことで、聞き書き作品は、聞き手が主体だからです。話し手のどこに共感し、記録に残して置きたいと思うかは聞き手...
2023.12.12 13:2312月例会を開催しました聞き書き人の会の12月例会を、12月8日(金)午後2時から行いました。まず、来年1月刊行予定の『聞く、書く。』12号の表紙デザインの確認と、副題決めでした。次は作品合評。山川隆之さんの巻頭原稿「文学創造都市おかやまと『聞き書き』」について、メンバーからのフィードバックでした。先月の私(見舘)の作品合評でも、動転して会議室に手帳を忘れるほどの「塩味」コメントをメンバーから頂きましたが、今回もラストに文屋代表が心を鬼にして「塩味」コメントをされていました。これだけ読むと「聞き書き人の会は厳しいのか?」とお感じになられた方もいると思いますが、そんなことはありません。少しでも良い作品を載せようと、忖度なしにメンバー全員が真剣に「聞き書き」に臨んでいる証左なので...
2023.11.10 09:1011月例会を開催しました聞き書き人の会の11月例会を、11月10日午後3時から行いました。通常は午後2時からですが、今回の3時からの例会です。作品合評は、見舘好隆さんの「伊勢神宮の玉砂利を歩く、真っ白な装束を着た神主のように」。神主の世界を赤裸々に語ったとても興味深い話しでした。会員からの指摘は、重複や無駄な表現のそぎ落としなどをしてはどうか。とても読み応えのある作品だけに推敲を念入りにといった意見がでました。会の会報誌『聞く、書く。』12号の刊行に向けて、スケジュールを確認。11月中に会員の作品(テキスト及び写真)を事務局まで送ること。集まった作品は、12月8日に予定している12月例会までに組版PDFを用意し、執筆担当者は原稿校正することにしました。また、表紙の写真は、見舘...