6月例会を開催しました

 雨降りそぼる6月13日の午後、いつもの岡山県立図書館2階グループ研究室に5名の会員が集まりました。

 議題1番目は、「聞く、書く。」14号と今後について。

延々継続審議中ではありましたが、そろそろ結論を出さなければと云うことで、再度変えてはならない点を集まった会員で再確認しました。

変えてはならない点として、①1年に1回、会員1人1人の冊子ではなく、全員の作品を載せた冊子を作ること。②執筆者の個人負担を現在と同額に抑えること。③今後も持続可能なシステムを構築すること。この3点でまとまりました。

この③点を考慮して、見積もり書を作成してもらうことにして、見積もり書が出た段階の7月の例会で今後についてさらに検討することになりました。

議題の2番目は、「矢掛聞き書き人の会」5,6月の例会の報告について。

「矢掛聞き書き人の会」では、5月に話し手と聞き手を決め、45分のワークショップを行い、AIによるレコーディングも同時に行ったそうです。そして、6月例会では、聞き手5人とAIによる1,600字のまとめを提出。AIには、さらに朝ドラ風まとめを命じてまとめさせたそうです。

今日の例会には、会員1人のまとめとAIのまとめ、AIの朝ドラ風まとめの3本を持参してくれました。3本の読み比べを行い、それについて会員同士で、喧々諤々楽しい時間を過ごしました。

 話し合いの中身をまるまるっと書きたいところですが、紙面にも限りが有り、結論のみお伝えします。結論「聞き書きでまとめた作品は、語り手の人柄や個性だけではなく、語り手の向こうに聞き手が見えてくる」です。

「え、どういうこと?」と思われた方、「聞き書き」についてもうちょっと詳しく知りたい方は、ぜひ7月例会にお越しください。7月例会では、2人の会員の作品が提出されます。その作品を読むと、きっと「聞き書き」の持つ魅力が見えてくると思います。

7月例会は、7月11日(金)14時から。岡山県立図書館2階グループ研究室です。

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。