『聞く、書く。』第3号 聞かせてください、あなたの人生

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、110ページ、ISBN:978-4-86069-423-4、発行日:2015年1月31日  

2011年春に発足した「聞き書き人の会」の会報誌第3号。 テーマは「聞かせてください、あなたの人生」人。 巻頭は、この一年間の会の活動を振り返りながら、会代表の文屋が、聞き書きがもつ力と可能性についてまとめた。 久本、正保、文屋、廣瀬、山川ら5人が聞き書きの作品をを発表。青山、佐藤、森光は、エッセーを掲載。また、昨年10月に開催した「聞き書き講演会」での講師・小田豊二氏の講演を再録している。 聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。 そして、その時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組み--こうした趣旨で岡山で「聞き書き」の技術を学び合い、聞き書きによる記録(作品)を次世代へとまとめた会員の作品集である。 


目次

  • 【巻頭言】「聞き書き」の可能性を実感する 文屋 泉 
  • 聞き書き/寿殿~40年前の辞令~ 久本恵子 
  • 聞き書き/最初っからアナウンサー 正保潤子 
  • エッセー/豊荘ライムライト 佐藤伸隆 
  • 聞き書き/19歳で嫁いで 文屋 泉 
  • エッセー/卒寿の読書録 青山 静 
  • 聞き書き/ビルマの記憶 廣瀬英子 
  • 聞き書き/60歳から始めた吉備の古代史研究 山川隆之 
  • エッセー/聞き書き人の会に参加して 森光康恵 
  • 講演会記録/講演会Ⅰ部「聞かせてください、あなたの人生」 小田豊二

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。