『聞く、書く。』第2号 「聞き書き」人とつながる時間(とき)

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、78ページ、ISBN:978-4-86069-385-5、発行日:2014年1月31日  

 2号のテーマは「聞き書き」人とつながる時間(とき)。巻頭は、岡山市立足守公民館での「聞き書きボランティア養成講座」での講師活動をもとに、「聞き書き」が地域づくりにどう関わり、役立てることができるのかを投げかけている。聞き書きの作品では、廣瀬、正保、文屋ら3人が力作を発表。青山、佐藤、作田は、戦争体験や自身の仕事を題材にエッセーを、また久本は「聞き書き体」という文章論についての考察をまとめている。


目次

  • 【巻頭言】「聞き書き」を地域づくりに生かす 山川隆之 
  • 聞き書き/丸亀海洋少年団 廣瀬英子 
  • エッセー/ふだんの暮らしを幸せに 佐藤伸隆 
  • 聞き書き/楠の木のトンネル 正保潤子 
  • エッセー/岡山空襲の六月二十九日 青山 静 
  • 聞き書き/そっぴんじゃったから 文屋 泉 
  • 寄稿/聞き書き体を追い求めて 久本恵子 
  • エッセー/本でまちづくりを 作田裕花 

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。