9月8日、岡山県立図書館グループ活動室で9月例会を開催しました。参加7人。
西国街道(下関~京都の旧街道)を歩いた会員の話を5月例会で聞きました。その話を7月例会では短くまとめた「聞き書き」を合評しましたが、9月例会では、話したすべてをまとめたA4用紙17枚の長尺の「聞き書き」正保会員作を合評しました。
話した内容を全部文字化してほしいという「語り手」の意を感じとり、「書き手」はどの部分も削り難かった、と長尺の「聞き書き」になった理由を披瀝しました。「語り手」の話を網羅する必要はない。「書き手」が興味を持てない箇所は大胆にカットし、興味がある箇所をふくらませて書くべきだという意見が出されました。「語り手」が納得し「書き手」も満足した文章を書くのは難しいというのが、皆の一致した意見でした。
そのあと、佐藤会員から2冊の推薦図書紹介がありました。1冊が「聞き書越後の瞽女」講談社刊。盲目の女性芸能者の越後弁の語りを収録した聞き書き集。もう1冊が「沈黙のヒロシマ」文理閣刊。唖者が手話で語った被爆体験写真集。
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