『聞く、書く。』第9号 語り手と聞き手をつないで10年

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、127ページ、ISBN:978-4-86069-644-3、発行日:2021年2月12日 

「聞き書き人の会」の会報誌第9号。テーマは「語り手と聞き手をつないで10年」。この春で10周年を迎える聞き書き人の会は、市民の聞き書きを通して地域の歴史を記録。第9号でも、暮らしや戦争、趣味や生きがいなど8作品を発表している。 


目次

  •  【巻頭言】聞き書き人の会10年、これから何を書き記していくのか 山川隆之 
  • 聞き書き/一番大事なのは「一」の字 正保潤子 
  • 聞き書き/今は、何ひとつ悔いはありません 小山博子 
  • 聞き書き/今なお鮮明なシベリアの日々 文屋 泉 
  • 聞き書き/サッシ戸が私の玄関 中司廣志 
  • 聞き書き/語れずに過ごした75年間 ~乙女心に染み込んだ姿、生き地獄~ 人見裕江・古宮真由美 
  • 聞き書き/きりえと私 小山明子 
  • 聞き書き/わたしには 夢が あるのです ~この子を高校生にしないといけないんよ~ 今井田貴子 
  • 聞き書き/空襲を体験した者として 鈴木久子

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。