『聞く、書く。』第8号 凝縮された歴史の1分、2分

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、127ページ、ISBN:978-4-86069-613-9、発行日:2020年2月24日  

「聞き書き人の会」の会報誌第8号。テーマは「凝縮された歴史の1分、2分」。一昨年夏の西日本豪雨災害、被災された方たちは災害から1年を過ぎてようやく振り返ることができるようになったといいます。聞き書き人の会としても、あまり経験したことのないこうした災害の記憶を、一人ひとりの視点で記録しておく必要があるのではと、聞き書きに取り組みました。今号では、こうした災害も含め、地域で今起こっていることを、歴史の瞬間として刻んでいます。 


目次 

  • 【巻頭言】聞き書きとソーシャルライター 山川隆之 
  • 聞き書き/筆が上手だったんでしょうかなあ」 中司廣志 
  • 聞き書き/西日本豪雨と私」 小山明子 
  • 聞き書き/わー!水が増えてきた、逃げにゃあいけん」 人見裕江 
  • 聞き書き/息子と生きた20年」 正保潤子 
  • 聞き書き/満州で敗戦を迎えた」 小山博子 
  • 聞き書き/16歳、朝鮮を引き揚げる」 文屋泉 
  • 聞き書き/新見機関区 出発進行」 佐藤伸隆 
  • 随想/聞き書き人の会」に参加するまで」今井田貴子

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。