7月例会を開催しました

7月の定例会も、対面で岡山県立図書館にて開催しました。この日は、久しぶりの実作披露・検討となり、2名の会員による聞き書き作品を読み、意見交換しました。

1人は自身の故郷をテーマに聞き書きをしています。今回は、小津安二郎の映画「早春」にも出てきた備前市三石の煉瓦工場で働いた経験を持つ方へ聞き書きをしたそうです。  

もう1人は、岡山市内で喫茶店を営んできた女性に聞き書きをしました。戦時中の朝鮮での暮らしや終戦後の引き揚げ体験、そして喫茶店の開業と、11ページにもなる女性の半生を聞き書きした力作です。大作だけに、主題をどう導くのかが今後の検討課題となりそうです。

また、11月には矢掛町の聞き書きの会のみなさんとの交流会を予定しています。どんなテーマで話をするのがよいか、毎月少しずつ検討を進めているところです。

次回はお盆なので、第3金曜日に変更で、8月19日(金)14時からとなります。次回も会員2名が実作を披露してくれる予定です。

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。