『聞く、書く。』第11号 地域に生きる聞き書き

『聞く、書く。』第11号 地域に生きる聞き書き

聞き書き人の会(編著)、吉備人出版、本体500円+税、A5判並製本、122ページ、ISBN:978-4-86069-704-4 C0095、発行日:2023年1月31日

「聞き書き人の会」の会報誌第11号。テーマは「地域に生きる聞き書き」。
聞き書きが、年齢を超えたコミュニケーションの手段としてだけでなく、演劇や踊りなどの創作にも活用されるようになってきました。
本書は、そんな「聞き書き」の広がりを、いろいろな場面で感じとることができる作品集です。
人々の話に耳を傾け、それを書き残す

―とてもシンプルな営みで、地域の記憶を記録しています。


目次

  • 地域づくりに活用されはじめた「聞き書き」 山川隆之

<聞き書き>

  • つないで、つないで、つないでいく/中尾 圭
  • 高瀬舟で材料が運ばれて/正保潤子
  • 戦争と私―戦争がなかったらどうしてたかしら?/小山明子
  • 断機も修羅場もくぐり抜け/今井田貴子
  • 低めのスローカーブ/中司廣志
  • 二十三回忌背広を捨てますよ/小山博子
  • フットパスを通して、地域の人に植木のことをもっと知ってほしい/見舘好隆
  • 昭和22年3月31日国民学校訓導を命じる 昭和22年4月1日小学校教諭を命じる/文屋 泉

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。