5月例会を開催しました

 5月12日(金)の14時から、岡山県立図書館グループ活動室で例会を開催しました。参加者は計9人でした。

 今回は、西国街道580キロを18日間で完歩したメンバーの一人(見舘)から、その旅路を振り返ってもらい、ボイスレコーダーで録音し、聞き書きを行うワークショップを開催しました。

 西国街道の定義は時代や文献によって様々で、古くは京都から大宰府までの道を「古代山陽道」と呼び、江戸時代は特に京都から下関を「近世山陽道(西国街道)」と呼びました。その他、起点や終点もまちまちですが、今回彼が歩いたのは、スタートが下関(永福寺)で、ゴールが京都(東寺)でした。

 メンバーからの質問は、「歩いた目的は?」「コースはどうやって決めたか?」「宿泊や食事は?」「歩いている時に何を考えたか?」「歩いたからこそ気づいたことは?」など、約2時間、深い質問が飛び交いました。歩いた本人にとって、旅を振り返るとてもよい機会になったようです。

 そのほか、2023年度の会費の徴収を行いました。

 次回以降に、今回の聞き書き作品を発表してもらう予定です。

聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。