7月例会を開催しました

 7月14日(金)の14時から、岡山県立図書館グループ活動室で7月例会を開催しました。参加者は5人でした。

 5月例会では、見舘さんが西国街道を完歩したことを話し、中司さんが聞き、その他の人が書くという会員どうしの聞き書きワークショップをしましたが、7月例会ではその時の録音をもとに各自が2カ月間あたためて作った聞き書き作品の検討、意見交換をしました。


 聞き書きのメモ、ICリコーダーの音源を機械で文字起こししたもの、聞き書き文にしたものの3部仕立てで出された作品からは、機械の誤植の多いことを実感。それを書き手が訂正しながら作れば時間の節約にとの意見や、フリーのソフトを使った聞き書きの試行の話題も出されました。

 各自の作品からは、まとめ方の違いと文章力とセンスの良さが感じられ、それについて有意義な話し合いが展開され、その中の1作品をホームーページに掲載することになりました。


 最後に話し手から、感想や歩くことについて最近思う事が出され、それについて意見交換をしていくうちに、「文字変換のソフトや人を使わないでコツコツと自分でテープ起こしをして作品をまとめること」と「歩くこと」の共通点が出て来ました。聞き書きの本質に迫るような深い話になったのは対面開催ならではと、コロナが収まっていることをありがたく感じました。

     

 次回は8月17日(金)14時から、岡山県立図書館グループ活動室で、2作品の実作披露・検討をします。日程がお盆を避けて第3金曜日になっていますのでご確認ください。


聞き書き人の会

岡山県岡山市を拠点に「聞き書き」手法を習得し、聞き書きによって地域の記録を残していくことを目指しています。聞き書きは、語り手と聞き手が対話を重ねて、語り手の人生や思いを「話し言葉(聞き書き言葉)で文章化」していく共同作業。この時代に生きているひとりひとりの人生を「歴史」として記録していく取り組みです。